複音ハーモニカは、半音階への移行や転調するとき、複数のハーモニカを取り換えて演奏する
必要があります。2本であれば両手の切り換え操作で充分演奏できますが、3本以上となると別に
ハーモニカ置き台が必要となり、その取り替え操作はかなり面倒で演奏に集中できなくなる欠点がありました。 そこでこのような2種類のハーモニカホルダーを試作し改良を重ねたところ、大変満足する結果を得られ目下愛用しています(特許公開番号2007―212986)。
                             

 曲目に応じて「回転式」にするか「スライド式」にするか使い分けています。
切り換えタイミングに余裕があれば「回転式」、すばやい切り換えには「スライド式」が適当です。
例えば 「ハンガリア舞曲第5番」 :スライド式3本
     「アルルの女より〜ファランドール」 : スライド式6本
     「チャルダッシュ」   : 回転式4本+回転式3本 

 どちらの方式も口いっぱいにくわえた時、他のハーモニカが邪魔にならず、オクターブ奏法をはじめ3度・5度や分散和音奏法が1本のときと同じように演奏できます。マンドリン奏法やバイオリン奏法は勿論可能ですが、ハンドカバー奏法には制約を受けます。またカチャカチャというハーモニカの接触音を防止できるのも大きなメリットです。 ただし、ホルダーへのハーモニカ位置決めには熟慮が必要であり、かつ操作の慣れを要します。
 合奏においては使用するハーモニカをあらかじめセットしておけばステージ上でハーモニカを探す手間はなくなるでしょう。複音ハーモニカの最大の弱点であるハーモニカの持ち替え操作に対して、これは有効な解決策ではないかと考えています(発売の予定はありません)。
 

 複音ハーモニカ・多連ホルダーの考案

2006/2/10作成 
2022/1/24更新 

一人多重奏を楽しむ

スライド式多連ハーモニカホルダー(2〜6連)

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